頸部痛に対する頸椎牽引スポンサーリンク 2020.10.03スポンサーリンク目的どのような頸部痛患者に頸椎牽引が有効かを予測するクリニカルプレディクションルールです.ルール年齢が55歳以上shoulder abduction test陽性 upper limb tension test 1(ULTT 1) 陽性posterior-anterior(P-A)頸椎モビリティテスト(C4-C7)でperipheralization (末梢化現状)が出現neck distraction test 陽性感度・特異度・陽性尤度比・成功確率陽性数感度特異度陽性尤度比成功確率2つ以上0.30 (0.17–0.48)0.97 (0.87–1.00)1.44 (1.05–2.03)53.2%3つ以上0.63 (0.46–0.78)0.87 (0.73–0.94)4.81 (2.17–11.4)79.2%4つ以上0.30 (0.17–0.48)1.0 (0.91–1.0)23.1 (2.50–227.90)94.8%Raney NH ら2009 より筆者作成筆者の解釈CPRで3つ以上当てはまればGlobal Rating of Change Score (GROC)が+6以上となる確率が79.2%、4つ以上当てはまれば94.%の確立で治療が成功します.介入内容の詳細は論文を読んでもらえたらと思いますが、週2回の頸椎牽引とエクササイズ(姿勢修正・頸部深層屈筋運動)を3週間、合計6セッション介入しています.注意点としてはderivation study(モデル作成段階)でありコントロール群がないためさらなる検証が必要であると思います.引用文献Raney NH, et al .Development of a clinical prediction rule to identify patients with neck pain likely to benefit from cervical traction and exercise. Eur Spine J.2009
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