目的
頚椎症性神経根症や腕神経叢の病変を調べるために用いる検査です.
検査方法
- 患者は背臥位となり、検査者は患者の検査側の上肢に立ちます
- 検査者は以下の手順で正中神経を伸長させます
- 肘関節を90°屈曲
- 肩甲骨下制
- 肩関節外転
- 手関節背屈・手指伸展
- 肩関節外旋
- 肘関節伸展
- 頸部を健側に側屈または症状側に側屈
陽性判定
神経伸長位で症状が増強し、頸部を症状がある側に側屈し症状が軽減された場合に陽性となります.
評価精度
感度 | 特異度 | 陽性尤度比 | 陰性尤度比 |
97% | 22% | 1.3 | 0.12 |
Wainner RSら2003より筆者作成
引用文献
- Wainner RS el .Reliability and Diagnostic Accuracy of the Clinical Examination and Patient Self-Report Measures for Cervical Radiculopathy . SPINE .2003
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