今回は変形性膝関節症に対して
pain coping skills trainingの有効性を検証した論文を紹介しました.
結果としては
12週間のエクササイズとpain coping skills trainingの併用は
長期的に身体機能や疼痛の改善に有効であることが示されました.
近年、慢性の膝痛を有する膝OAの症例に
認知行動療法を取り入れた介入の有効性が報告されています.
その中で痛み対処トレーニングスキルは
日常生活で生じている膝痛に対してどのように向き合っていくかという視点で
認知行動療法を取り入れたトレーニングとなっています.
痛み対処トレーニングのメニュー例としては
・疼痛に合わせた身体活動のペース配分の学習
・ネガティブ思考からポジティブ思考への修正方法の学習
・現実的かつ楽しい目標設定の立案
など複数のプログラムから構成されています.
今回の論文から認知行動療法におけるpain coping skills trainingと
一般的なエクササイズを組み合わせ理学療法を12週間行うことで
痛みと身体機能の改善に有効であることが示されました.
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