今回は非神経根性腰痛(non-radicular LBP)に対して
スランプストレッチの有効性を検証した論文を紹介しました.
結果としては
短期的には週2回のスランプストレッチを併用した理学療法を3週間継続することで
痛みは機能障害が改善することが示されました.
論文の筆者は考察で
SLR角度で45°未満は参加者の除外基準に設定しているため
重度の神経感受性の症例には適応できないかもしれないと述べています.
また、サンプルサイズが少ないため、今後はより多くの参加者で
スランプストレッチの有効性を検証する必要があると述べています。
近年では腰痛はサブグループに分類して治療を進める流れになっている
ため、体幹の動きによって症状が変化しない症例に関しては
スランプストレッチが有効であることがこの論文から示唆されました.
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