今回は変形性股関節症に対して
エクササイズと一般的な開業医からのケアを組み合わせることでの
有効性を検証した論文です.
結果としては
3カ月時点では優位な差を示しましたが
1年後のフォローアップでは両群間で優位差は認められませんでした.
よって、短期的には痛みや機能の改善に有効ですが
長期的には差はないことが示されました.
論文の著者は長期的な優位差がない要因として
参加者のコンプライアンスが悪い点を挙げています。
エクササイズ併用のグループのエクササイズの達成度は
3カ月では78%、1年では60%と3カ月の介入後はセルフエクササイズを
中断してしまう参加者がいたため、効果が長期的に継続されなかった
のではないかと考察しています.
コメント